恥ずかしながら、さっき初めて「パラダイス鎖国」という言葉を知りました。
というのもiphoneに関して、日本で発売されていない理由は大体知っていたのですが、実際それについて詳しく探るというか、単にググっていたら偶然「パラダイス鎖国」という言葉に出会ってしまったのでした。
「パラダイス鎖国」という言葉というか表現には、今の流行という現象を狡猾に風刺する言葉としてはとても適切だなぁ、と感銘を受けます。
てのは置いといて、今日の日記。
今日は、親戚のオジサマが米寿を迎えたことを祝う会が催されたので、新横浜まで出掛けました。
途中の駅で姉と待ち合わせして、向かいました。
自宅からはとても遠く、総武線快速にこんなに長く乗ったのは初めての経験です。
会場に着くとかなり場違いな綺麗なホテル。
従兄弟であるナガチャンやヨシ君は旧知の仲(といってもボクは彼等より年下ですが)なので懐かしいなぁと思いましたが、会場にいらっしゃった殆どのオジサマ・オバサマは初見の方だらけで全く誰が誰やら分からず。
とりあえず会が始まって食事を頂きながら歓談させて頂いたのですが、何かこんな汚い小坊主が独りで浮いていて恥ずかしかったです。orz
姉はいろいろな方と話していて社交的でしたが、ボクはウロウロすることも出来ずヨシ君やその周りにいらっしゃった方と軽くお話してオシマイ。
で父親や姉と別れて総武線快速で帰りました。
途中でのってきた頭の上にサングラスのちょっとやんちゃっぽい男の子がボクの隣に座り、例のごとく寝こけてきて嫌だなぁと思っていたのですが、怒るタイミングも掴めずそのまま座り尽くしました。
いや寝こけられても多分怒っちゃいけんのでしょうが、赤の他人で気持ち悪いし重いしでどうにかしたいのですが皆様どうしてらっしゃるのでしょうか。
というかそれ以前にやはり電車というパブリックな環境において怒る、というか事を荒げるような真似をすれば、不特定多数の無関係な方に迷惑をかけてしまいますよね。
あと電車内で通話するのはかなり反則だと思うのですが、意外と年配の方は気にせず通話なさったりしますね。
着信音鳴らしちゃうのも明らかに年配の方が多い気がしますが、多分マナーモードにする方法をご存知でないのだとボクは推測しています。
まぁいろいろな方が利用する電車ですから、そんなこともあるんでしょう。
で家に帰ってからイミフを見た所為でチョココロネが食べたくなってしまい、shop99に買いに行ってしまったボクです。
なんか凹む、いや凹むことじゃないのだろうけど。
さてiphoneに関してちょっと書いてみようと思います。
iphoneはどこでも電話が出来るipodです。
確か4gbと8gbのバージョンがリリースされている思うので、あまりハードリスナー向けじゃないんだなぁと感じます。
で日本人が大好きな携帯電話、日本人が大好きなipod、その2つが合体したiphoneが出たらバカ売れするでしょう。
しかもヤフnewsでもどのキャリアから発売されるのか、キャリアの動向を報じると共に推測が行われたりしているのを見たことがあります。
でもiphoneは日本では多分2008年になっても発売されません。
残念。
いろいろググるだけでも分かるとは思いますが、大きな理由は多分3つ。
といってもボクは以下に語ること(特に携帯の技術)に関して全くの素人なので、鋭い突っ込みは許してください。orz
1つ目はネットに関して。
iphoneでネットをするならやはりitunes storeが大いに利用されるでしょうが、日本ではitunes storeはアンマリ人気がない気がします。
というのも日本だとナップスターとかテレビ局発の動画配信サイトとかとの利権がやったらめったら絡んできて、そのためのネットコンテンツが作られないのです。
itunesと組んでコンテンツ作っても分け前が減って損するし、メンドクサイーとかそんな感じなんじゃないでしょうか(適当)。
大体著作権関係でやたらうるさい日本の政府・企業が著作物配信に熱心になるわけないのでappleも「日本でやっても売れねーだろ」とか野暮になると思いますよ。
2つ目はキャリアに関して。
日本にはdocomo、au、softbankという3大キャリアが存在します。
メーカー(東芝とか松下とか)はキャリアのいうことを聞いて携帯作っていたりします。
つまりメーカーはキャリア依存なワケです。
受け売りで書くと「日本の場合は、端末の販売に報奨金を支払うキャリアの発言権が大きい。そのため携帯はキャリアの提供サービスの利用を選定として設計されて」います。
しかしながら海外の携帯は同一端末でもsimカードを取り替えるだけでキャリアを変えることが出来、まぁ端末・キャリアの選択が自由なわけです。
でapple的にdocomoとかauとかsoftbankて名前が入ったiphoneを売る気になるとはと思えないですし、日本のためだけにそんな仕様をつくるわけもないのです。
3つ目は通信方式。
日本の携帯は第3世代、g3とかいってcdma方式という通信方式を採用しています。
対して世界100ヶ国以上の携帯はかつて日本で第2世代、g2とかいっていたgsm方式を採用しています。
でお互いの方式は互換性がないのです。
日本の方式は世界標準と比べて飛び抜けている…といっても過言じゃないのですが、正しくは独自で通信方式を発達させてしまったのです(つってもgsm自体は別に劣っている技術ではなくその辺は一長一短だと思われます)。
まぁその分キャリアと協力して技術的にもニーズ的にも優れたサービスを展開できたのですが、結果世界から孤立しましたw。
で日本は今更技術退行(いや別にgsmが劣っているわけではなく)するわけもなく、総務省的に免許出すのもメンドクセーし、基地局の設備も変えなきゃいけねーし、大体海外の企業が参入してきて競争激化して日本終わるじゃん的な話になるのです。
以上3つの理由でiphoneは日本で発売されません。
日本の政府も企業もこの囲い込み大好き体質によって海外との壁を作っている面があります。
その辺が「パラダイス鎖国」だってことで。
まぁ大体は電通の所為だな。
little brazil / tighten the noose
artist:little brazil title:tighten the noose label:mt. fuji records
ネブラスカ州発のemotional pop rock coreバンド、little brazilの2nd album。mt. fujiからは25枚目だと思います。
これはかなり限界的に情熱的で衝動的でドキドキです。彼等の放つ感情が前作以上に勢いを放ち、それが演奏にもメロディにも体現されてているのです。相変わらず演奏は粗く、dr.はドタバタしていてgt.もやかましくてvo.もキレギレでして、でもそれでこそこの胸を打つ音楽が鳴らされているのです。
プロデューサーであるa. j. mogis氏はThe FaintやCursive、Rilo Kileyを手がけた方でして、us indieの血脈をこうして受け継がせていくのだなと大袈裟にも思ってしまいました。なので上記のbandやmae、the shins、death cab for cutieらへんが好みな方にお勧めしたいです。
「首吊り縄を絞める」というタイトルやジャケ画がちょっと怖い。怖すぎる。