sox diary

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オリンピックと姦通の女。

ここ数日のSNSでの話題を垣間見ていると、オリンピックに関わる人間は皆清廉潔白である必要があるようですね。

情報化社会に於いては、著名人の過去や発言等を検索し引用する事で、容易に拡められる様になりました。

これからもSNSの民の力により、オリンピックに関わる方々が過去に起こした悪事が曝され、是か非のふるいにかけられ続けるのかも知れません。

さてオリンピックに於いては、多様性が尊重されています。

多様性と言うと一見居心地の良い感様な言葉のように思います。

しかしながら「多様性を認める」という事は、全く簡単な事ではありません。

国家や人種、障害といった壁を乗り越えて、同じフィールドで競い合うのがオリンピック、というイメージがありますが、多様性にはどこまでのカテゴリが含まれるのでしょうか。

最近だとLGBT等はよく主題に上がりますが、例えば差別主義や犯罪といったカテゴリを多様性の一つと認める事は、決して簡単ではないと思います。

しかしながら多様性の中には、不快で禍々しいものも含まれているのです。

ボクはキリスト教徒ではないので詳しくはないですが、ヨハネによる福音書に「姦通の女」というエピソードがあります。

「あなたがたの中で罪のない者が、まずこの女に石を投げつけるがよい」

という言葉で有名ですし、良くネタにもされてもいます。

そこにいる全員が、自分の罪を認め向き合ったわけですね。

匿名でやっている分には有罪もクソもないかと思われますが。

 

兎に角史上稀に見る、グダグダな幕開けのオリンピックになっています。

スポーツにあまり興味がないので、元々オリンピックに対して関心が薄かったのですが、これほどグダグダになると、逆にどう挽回していくのかちょっと楽しみでもあります。

だって、オリンピックは開催せざるを得ない。

ならば、少しでも良いものなるように、と努力している方々に畏敬の念を抱くのです。