働いてしまった。
今日はこんなに働くつもりは無かったんだけどな。
追記。
casiotone for the painfully alone / pocket symphonies for lonesome subway cars
artist:casiotone for the painfully alone title:pocket symphonies for lonesome subway cars label:tomlab
今はシカゴ在住のowen ashworthによる、casiotoneのアナログな音全開の2nd album。リリースはtomlabから16枚目。
全編に渡って、チープだけどアナログ風味たっぷりでちょっと暖かい感じのcasiotoneの音と、気だるくも生々しい本人の歌声と、少しのリズムで構成された16曲入りのalbumです。とても薄っぺらなサウンドは物足りなさを感じるかもしれないけれども、究極にシンプルに仕上げられた楽曲からは、痛みを内包した感情がダイレクトに伝わってきます。
音の雰囲気はindietronicaに分類されるとは思いますが、超lo-fiなアプローチからはpop / rock精神的なものも伺えるし、何よりそのコンセプトは実験音楽の側面も持ち合わせています。アートワークに対してもそれなりのこだわりがあるようで、何とも手作り感のあるジャケットも、楽曲と同じように無駄な物が一切省かれてかなりシンプルにデザインされているのです。
映画学校中退という経歴も、彼に独特のセンスを与えていたのかも。