sox diary

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鬱は甘えらしい。


 見た目で黒木瞳と川島なおみの区別がつきません、soxです。
 知人のレーベルhappy princeにて、lauraRadio Swan Is Downが12/12にリリースされます。
 轟音post rock / slow coreの美系fromメルボルンですので、ボクの知り合いは買ってください。
 買わないと怒ります。


 愛のあるsexは最高ですが、愛のないsexは最悪だと思うボクですが、世間の「恋空」に対する批評がもの凄い勢いになっているので、気にしてみたいと思います。
 良しと思うヒトタチと、悪しと思うヒトタチの中で意見の溝が埋められないのが、その批評の加速度を上げている要因だと思うのです。
 互いの異なった立場なり考え方を理解しようとするのは非常に困難ですが、その他も知っていて批評するのと、それだけしか知らないで批評するのでは、やはり訳が違います。
 それはボクが勝手にdisk reviewを書くときにも大事に思うことであり、豊富な知識を背景にそこから捻り出した言葉なり行動なりが、説得力を持つものでありうると思うのです。
 そして人間が生きているうちに得られる知識なんてのは、全世界にある知識の極僅かなのだから、限られた時間の中で出来るだけ多くの有意義な知識を得ようとする心こそ大事です。
 それが知ることの面白さです。


 鬱病は甘えだというヒトは多くいます。
 ちなみにボクは精神科に通って向精神薬を常用していますが、基本的には鬱病ではなく適応障害ということで、その辺の線引きはよく分かっていません。
 「鬱病だといって働かないのは甘え」だとか「鬱病を社会の所為にする元気のあるヤツは鬱病じゃない」だとか「本当に鬱病のヤツは自分を鬱病だと思ったりしない」などと、否定的な意見はこんな感じです。
 様々な対象をカテゴライズして、自分の脳内で分かり易く整理すると対象の理解も進むのですが、そのカテゴライズ作業がやっつけだとステレオタイプ状態に陥ります。
 法律において様々なケースを想定して罪なり罰なり定めているのに、実際のケースに直面した際にそういうシステムが上手く機能しなくなるのと同じです。
 要するに、本当に鬱病のヒトにもなんちゃって鬱病のヒトにもいろいろなタイプがいて、救いようのない程終わっているヒトもいれば、狡猾に嘘をつき続けるヒトもいます。
 だから実際に抑鬱傾向を見せているヒトにあったら、ちゃんと話し合い場合によっては医者に見せたりして、そのヒトに適した対応をすれば良いだけです。
 何にせよ「精神が病む」という概念は研究途上な面もあり、フィジカルな病気と違って病原菌なりウィルスといったような明確な原因を突き止めるのが困難なので、理解しがたいのも無理はないです。
 実際罹っている本人だって、今の状態はお伽話なのではと思ったりしますので、相手の状態を良く咀嚼してから対応したほうが良いかと存じます。
 鬱病に関わらずよく言えることなのですが、「そのヒトにとっての世の真実・真理」は「その本人の体験から得られたモノのみ」だと錯覚しがちなのです。


 あー駄目だ。
 今日の爆笑オンエアバトルはつまらなかった。
 あんなのでパーフェクトだされても困る。