sox diary

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営業。

 夜の新宿を歩いていても誰にもキャッチされませんでした。
 まぁお金なさそうに見えるんだろうな。
 実際ないけど。


 それから00:30からイベント開始。
 大学の部活のメヒ氏や阪東氏、ヤス兄とあう。
 イベントの話はレポで。


 終わってから4人で朝マクドナルドにむかう。
 まだ陽は出てなかったけど。
 で喋り続けて8:00位にマックを出る。


 それから自宅に帰って寝て出かけて御飯食べて帰ったら、電話がかかってきた。
 出てみるとヘアケアの営業。
 やたらテンション高いオネエサンが出る。
 なぜか一時間位話してしまった。
 商売ってのは等価交換みたいなもんで、払うお金と同等のサービスや商品を購入してお互いの需要を満たすモノだと思ってます。
 セールストークってのはその需要をコントロールして、相手にとって分からない価値を引き出しすことで、商品・サービスの利益をより良く伝えること。
 このとき利害の一致が固まらないと交渉は成立しないわけで。
 接客業やってる立場の場合は相手との交渉が成立しなかった場合大変へこむんだろうけど、こっちが客の場合だったらなかなか折れる気にはならないなぁ。
 ヘアケアなんてあんま気にしてない。
 ちゃんと洗って、ちゃんとコンディショナーして、ちゃんと流して、ちゃんと乾かせば平気じゃないかなぁ、て思ってる。
 ストレスに関しては薬が一役買っているし、生活習慣は…タバコも酒も楽しまないからなぁ。
 唯一の嗜好品はコーヒーだけ。
 ごめんなさい営業のオネエサン。
 貴方と話せて楽しかったよ。


 バンドが解散したことによって、思考がままならない。
 判断に雑念が入る。
 無意識に不安に襲われる。
 胸が押し付けられる。
 被害妄想が激しくなる。
 今は誰も信頼できないぞ。
 それら症状が正しいことじゃないってのは理解しているから平静を装っていられるけど、なんかの引き金が引かれたら怖いなぁ。


 バンドが解散したことのメリット・デメリット。
 メリットとしては身軽になったこと、全てを思い通りに統率できること、マイペースで動けること。
 特に活動の範囲は凄く広がったんじゃないかな。
 デメリットは自分に無いセンスの損失、作業のエゴ化、客観性の欠如、独りでなあなあになってしまう不安、決定力不足、作業効率、経済的負担、コネクションの一元化とか?


 意外と気づかないかもしれないけど、ヒトは「モノには色がある」事を信じ、「他人とも同じ色が見えている」と思っている。
 それは間違い。
 色は電磁波の波長の違いで、その波長に対して人間の脳味噌神経細胞が色付けをしているに過ぎない。
 つまり「入力:電磁波の波長」で、「出力:脳が生み出す世界」であるからして、ヒト同士で色覚を感受できる細胞の総比が一定であるわけも無く、見える世界も違ってくる。
 色弱色盲なんかはその分かりやすい例。
 分子量の定義を決めた科学者ダルトン博士は緑と赤の区別がつかないんじゃなかったかな。


 音楽いっても、同じ曲に「楽しい」とか「暗い」とか正反対の評価が下されることもあって、そのヒトのバックグラウンド(今まで聞いてきた音楽のログ)にも影響もありつつ、感覚が一番大きな采配を握っているんじゃないかな。
 そういう意味では、オオシロ氏はセンスの親和性が高かった。
 そして彼が紡ぎだすものも美しかった。
 その損失はほんとに残念。
 泣きそうになるよ。


 ところで「センスある」「センス無い」という表現は嫌い。
 センスは合うか合わないかであるべきじゃないかなぁ。
 全ての物事を1つの物差しで計ろうとするから、理解に矛盾が生じる。
 てのは分かっている筈なんだけどな。