sox diary

sox diary

真っ白。

 とりあえず面接の結果、採用は断られてしまいました。
 はー。
 難しいなぁ。
 人生の空白がどんどん大きな口をあけている。
 それを止める方法はボクの頑張りだけかな。
 あああ。


 オーディオインターフェイスを修理に出しているために、音楽の制作が滞ってしまい、のっぴきならねぇ日々です。
 オーディオサンプルやmidiネタを、レゴのブロックのように見立てて積み重ねてみたり並べてみたり。
 それらのネタにエフェクトだのかけて編集する作業はとても楽しいです。
 ガンプラ作成とは違って自分でも予期しないモノが生まれたり、枝がどのように伸びていくかを観ているだけでも楽しい。
 最後の仕上げでも、ボクの予想外のことがライブ中に起こるように曲を作っています。
 どんなに上手で美しい美術作品であっても、観てていつかは飽きてしまうかもしれない。
 でも作っている本人にも予想外なことが起こるってのは、ボクにとっては飽きが来なくて楽しい。
 聞くヒトにとってはどうかわからないけど。


 いつだったかの買い物。
 最寄のdisk unionにて、
yo la tengo / little honda / matador
arab strap / elephant shoe / go beat
bonobos / あ、うん / dreamusic
を購入。


 arab strapはなんかスゴイイイね。
 でもbonobosはビミョンだった。
 いやイイんだけどね、ボクはダブ・レゲエめいたものあんま聞かないからアレだったのかもしれない。


the delgados / hate

artist:the delgados  title:hate  label:mantra
 グラスゴーのアングラシーンを牽引し、2005年に解散してしまったthe delgadosのおそらく3rd album。
 かのmogwaiarab strap等のバンドを輩出してきたchemikal undergroundを運営してきただけあって、音に関するセンスは抜群。様々なオーケストラサウンドやコーラス、サンプリングと、従来のバンドサウンドとの絡め方が絶妙で、dave fridmannを含めたアレンジメントはとても職人的。
 全体的に重たい曲の印象や、歌詞に現れる死や憎しみとかのキーワード、ジャケ写が象徴するイメージと、ボクラがグラスゴーと聞いて想像してしまうようなイメージとがマッチしすぎてて怖い感じ。暗くて湿っぽくて、冷たくてまどろんだ雰囲気(それはボクラの偏見なのかも)。
 とにかく大袈裟でうるさくはあるけど、職人芸的にはスゴイ一枚。


湯川潮音 / 湯川潮音

artist:湯川潮音  title:湯川潮音  label:東芝emi
 極上の歌声を聞かせてくださる湯川潮音嬢の、メジャー1st album。大手東芝emiからのリリースです。
 インディーズの頃の声楽的な歌い方じゃなくて、今作では人肌っぽくて体温のある歌い方です(別にどっちがイイ・悪いということではなく)。編曲で用いられてるアコースティック楽器たちとも相まって、それが非常にオーガニックに響いて、心を震わせるのです。
 しかも参加陣がスゴイ。くるり岸田繁氏、james iha氏、ハナレグミ永積タカシ氏。プロデューサーの鈴木惣一郎氏も細野春臣氏とも親交があって、かなりの玄人揃いです。他のplayerの方々はちょっとよく分からないですが、皆が温かい旋律・リズムを紡ぎだして、そこに彼女の声・歌詞がのって、涙を誘うのです。
 しかも写真は東野翠れん嬢だというからよけいドキドキします。